かな、頭をよくしてあげよう

突如!全頭脱毛症になっちゃったかなちゃんの経過記録とか雑記とか

【2021.11~12】地毛からウィッグ移行期

11月になるといよいよ地毛が薄くなってきました。
私の場合まんべんなく全頭抜けていったのでだんだん首が閉まって苦しくなるような、一気に殺さずジワジワと毒が回って痛みを長く受けながら殺されるような髪の抜け方でした(最悪の表現)。
このころ私は今よりも無知で、部分ウィッグ(またはハーフウィッグなど)を知りませんでした。だからひたすら頭頂部や前髪の隙間など地肌が目立つようなところは、ポンポンとヘアーファンデーションでおさえて隠していました。Fujikoのデコシャドウをいつも持ち歩いててこれがないと生きていけなかった。開発してくれた人本当にありがとう。

11月後半に、明らかにドバッと一気に短期間で長い毛が抜け落ちてしまって、あ〜これはもう地毛では生活できないなぁとなって、人前では必ずフルウィッグになりました。長い毛は微妙に残っていたので、落武者みたいな髪型になりました。
鏡を見るのもつらくて、だからお風呂も電気消して入っていたし基本的にニットキャップを被り頭を見ないようにしていました。経過観察用に写真を撮っておけば良かったんだけど、頭を見るのがつらすぎて全然写真なんて撮れなかった。脱毛症になってからの最古の写真が12月14日に撮ったこれです。
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まあ、地肌剥き出しではないけど。3ヶ月でここまで抜けちゃって短くなっちゃうなんてすごいね。つらいよね。うーん。受け入れられなかった。でもこのころになるともはや抜ける髪がなくなったのか抜け毛が少なくなったのでシャンプーも怖くないし短すぎてドライヤーの必要もないから楽ではありました。そのくらいかな、良かったのは。もちろん毎日気を落としてたけどもう「底」にいるから、登るしかないでしょってかんじで。病みつつじっくりと自分を受け入れていきました。
ただこれは自分の中での受容の話で。他人への接し方というか、カミングアウトの仕方とか、全く考えられなかった。だから全然誰にも会わなかったし、唯一会った人の前では、なんとか気負ってウィッグで平気なふりをしていた。けど、家に帰ってきたところで、緊張の糸が切れたように急に涙が溢れ出してしまった。よっぽどつらかったんだなって自己認識しました。