かな、頭をよくしてあげよう

突如!全頭脱毛症になっちゃったかなちゃんの経過記録とか雑記とか

【2021.9~10】ギリ地毛で生き急いでいた

8月から始まったプレドニン服用による脱毛症治療。しかし「今ある髪は全部抜けるでしょうね」という医者の言葉通り薬を飲んでいても毎日毎日それまでと同じように大量の毛が抜ける。わーんまじで意味あるのかよ!?って思いつつも従うしかないし、それでも毎日少なくなっていく髪を見て飼い殺しみてえだな〜〜って苦しくて人生の辛さがエグい。だって薬飲んでるのに飲んでない時と同じように抜けるし、どんどん醜くなっていく自分を日々確認しなきゃならないって……。薬に即効性ないのは分かってても、減らない抜け毛にどんどん落ち込んでいきます。

きっともう地毛でいられる時間は超有限で短いんだろうな〜と思ったので、9月〜10月の2ヶ月間くらい、行き急ぐように色んなことをしていました。今まで着てみたかったけど躊躇ってた可愛すぎるお洋服を買って着てみたり、ばちばちにメイクとか加工とか気合いいれた自撮りたくさんして承認欲求満たしたり。
あとは2泊で旅行に行った。きっと休職中じゃなきゃ連泊できる休みなんて取れないと思ったし。そこでもたくさん写真撮って、できるだけ可愛い自分を残しました。きっとこうやって地毛で遠出できるのは最後だろうなって思ってすごくすごく悲しかった。だけど、旅行自体はとても楽しかったし、まだステロイドの副作用で太ってなくて鬱で痩せてたから、旅行中に撮った写真の私がなんかめちゃ可愛い!と思っています。可愛いは当社比における可愛いかつ加工済みの可愛いのことです。

逆らいたかった。毎日どんどん髪が抜けていくことの辛さ、悪い方に変わっていく容姿とか最悪な運命とかに。楽しい!可愛い!って思うことで振り切りたかった。できるだけ幸せな状態にあるって自分が錯覚するような体験を積み重ねていた気がする。お風呂とドライヤーの時以外は躁状態で、いつもより明るくて積極的で笑っていたしやる気に溢れていた。それでもずっと苦しかったけど。泣きながら大笑いみたいな、燃え尽きる前の炎みたいな精神性だった。
というかんじで最期の魂みたいな秋が終わりました。