かな、頭をよくしてあげよう

突如!全頭脱毛症になっちゃったかなちゃんの経過記録とか雑記とか

【2021.7中旬~】最初に抜け始めた頃のこと

脱毛症が始まったのは夏だった。
友達と泊まりで遊んでいた。シャワーを浴びていて、やけに抜ける髪の毛が多い気がした。ドライヤーしてる時もベッドの白いシーツにどんどん髪が落ちていくので純粋に「なんでだ……??」ってかんじで。でもその場に友達もいるし、その日は特に気にせずに、抜け落ちた毛だけ綺麗に捨てて、寝た。
その日以降毎日ごっそり髪が抜けるようになってしまった。1日に抜けるのはだいたいシャンプー中とドライヤー中だったので、お風呂に入るのが怖くなって毎日うだうだと入浴時間が遅くなった。どうせ抜けるのは決まってるのにね。日毎に抜ける毛量はおにぎり一個分くらいかティーカッププードルくらいかそれ以上。とにかく抜けた髪の毛を見るのが恐怖だった。

「抜け毛は皮膚科」と知り、とりあえず最初に駆け込んだのは、いつも混んでる駅前病院の皮膚科でした。かなりスピーディーな診察(細かく診てくれないとも言える)で「ストレスによる円形脱毛ですね」と言われた。全然納得いかなくて「でも毎日すごい量抜けて……このままだともう全部の髪やばそうで……怖くて!」と食い下がるも、様子見ましょうとセファランチンとフロジンを処方されました。なんかさぁ雑じゃね?と思いつつ、混んでたしまあこれで良くなるならいっか……と思った。だけどさ、全然良くならないわけ!!!!!

本当に泣いた。このあともっと泣くけど、とにかく泣きました。意味わかんなすぎて。今まで生きてきて薬を飲んでも治らない病気になるとかなかったし。「突如謎の試練(※短期乗り越え不可⭐︎)到来!」みたいなノリで、めちゃくちゃ落ち込みました。ウィッグとか調べ出して、フルウィッグユーザーになっちゃったらどうしよう……とか。まあそこまで抜けることはないかとかこのときは思うんだけどさ。使うことになるんだけど。知らない世界すぎて戸惑うことしかできなかった。速攻で受容&対応なんて当たり前にできません。

とにかく急で、訳がわからなくて、怖くて、不安になった。それが7月の中盤から末くらいで起きたこと。精神的に限界になったので会社の上司に相談したところ、心療内科にかかることになった。それで抑うつ状態を診断されて、8月から2ヶ月の休職に入りました。

そもそも6月、仕事でかなり落ち込むことがあったし業務量も多くて深夜も休日も働いて忙しかった。だから心療内科では「過労や睡眠不足からなる抑うつ状態」と診断された。自分としては毎日大量の毛が抜けることによるショックが1番大きなうつの原因だと思ったけど、脱毛症の原因である自己免疫反応(は、なぜ起きるか正確にわかっていないものだけど)に影響を与えるものに、過労とか自律神経の揺らぎとかがあるという。つまりまぁ、私の当時の状態全部ひっくるめて原因は過労だろってことになったのです。

いろいろあって8月から心療内科を別の病院に変え、そこで先生に教えてもらった脱毛症の専門医がいる皮膚科にかかることになります。