かな、頭をよくしてあげよう

突如!全頭脱毛症になっちゃったかなちゃんの経過記録とか雑記とか

【2021.8中旬~】脱毛症専門医のいる皮膚科へ

なんやかんやあり、8月に入ってから心療内科を変えました。先生に脱毛症についての不安を相談したところ、それならと脱毛症専門の先生がいる皮膚科を教えてもらいました。親切が身に染みる……。
「脱毛症=皮膚科」というところまでは簡単に調べられたけど、そこから通院に適切な皮膚科はどこかを調べるのって難しいんですよね。薄毛外来的な広告ばかり出てきて惑わされるし……。私の場合、いつも混んでる駅前病院の皮膚科でもらったセファランチンとフロジンが効かない!となってから鬱も重なりどうしよどうしよと逡巡するばかりで具体的に何も考えられていなかったので救われました。

皮膚科の先生のところに初めて行って言われたのは「もっと早く来てくれたら良かったのに」でした。私的にここまで辿り着いたスピードはかなり速いと思ってたからはぁあ?って思ったけど黙ってました。それで、
・脱毛症の原因は自己免疫反応である。・脱毛症には種類がある。私の場合多発性の円形脱毛からなる全頭脱毛。・今生えてる髪には栄養がいっておらず、つまり死んだけ毛が頭皮に刺さってるのと同じことなので全部抜け落ちる。・ショートヘアーになるのは1年後。・ステロイド錠を飲んで抜け毛を抑える治療を行う。ただし副作用があるので期限を決めて徐々に服用量を減らしていく。
みたいなことを言われました。急!!!!!
今生えてる毛は全部抜けるとか、1年後に復活とか、とにかく受け入れられなくて超絶辛かったです。てゆうかもう少し早く来ればもっと早く治ったのかよ。どのみち今生えてる毛が抜け落ちるのは同じだろ。と悪態をつきたい気持ちもありました。
しかし一方で、初診時にコンパクトにわかりやすく脱毛症と治療プランについて説明してくれたり、「1年」と期間を明確にしてくれたのも(このときはすごい長いと思ったけど今は1年で治ったらすごいじゃんとすら思う)、良かったなと思います。駅前病院の皮膚科ではほにゃほにゃとした対応で円形脱毛でしょうという診断で反論を流されたりして気持ちも判然としなかったので。

というわけで、初診からいきなり脱毛症の過酷さを突きつけられ、ショックを受け悲しいやら辛いやらさまざまな負の感情が大きくなりゲッソリ状態でしたが、自分の身に何が起きているのか把握し、これから起きるであろうことへの心構えもできた(しなければならなくなった)ので、頑張らねば!と少しは思いました。特にステロイドの副作用で太るから運動してくださいと言われた時は太りたくない!!と強く思った。太ったけど。当時の髪は、まだ帽子と地肌を隠す用のヘアーファンデーション(茶色いパウダーみたいなやつ)があれば外出できるくらいの状態でした。先生にはセファランチンとフロジンはもうやめていいよといわれたので、心療内科でもらった抗不安剤眠剤に加えてステロイド錠を飲むようになりました。皮膚科への通院は隔週で月2回定期診察を行う流れとなりました。

ちなみに最初に血液検査をして、アレルギーの有無や甲状腺の病気の可能性はないか調べました。私は特に該当はありませんでした。よかった。そして鉄分値が異常に高いことを指摘されました。その頃毎日鉄分のサプリを飲んでいたからだと思います。もともと脱毛症になる前から肌や月経痛の軽減のために飲んでいた鉄分サプリですが、飲み過ぎも臓器に負担がかかり良くないとのことでしたので、2日に一回飲むか2ヶ月飲むのをやめてみてくださいと言われました。髪のために鉄分サプリを常に飲んでいる人も、飲み過ぎは良くないかもしれません。

【2021.7中旬~】最初に抜け始めた頃のこと

脱毛症が始まったのは夏だった。
友達と泊まりで遊んでいた。シャワーを浴びていて、やけに抜ける髪の毛が多い気がした。ドライヤーしてる時もベッドの白いシーツにどんどん髪が落ちていくので純粋に「なんでだ……??」ってかんじで。でもその場に友達もいるし、その日は特に気にせずに、抜け落ちた毛だけ綺麗に捨てて、寝た。
その日以降毎日ごっそり髪が抜けるようになってしまった。1日に抜けるのはだいたいシャンプー中とドライヤー中だったので、お風呂に入るのが怖くなって毎日うだうだと入浴時間が遅くなった。どうせ抜けるのは決まってるのにね。日毎に抜ける毛量はおにぎり一個分くらいかティーカッププードルくらいかそれ以上。とにかく抜けた髪の毛を見るのが恐怖だった。

「抜け毛は皮膚科」と知り、とりあえず最初に駆け込んだのは、いつも混んでる駅前病院の皮膚科でした。かなりスピーディーな診察(細かく診てくれないとも言える)で「ストレスによる円形脱毛ですね」と言われた。全然納得いかなくて「でも毎日すごい量抜けて……このままだともう全部の髪やばそうで……怖くて!」と食い下がるも、様子見ましょうとセファランチンとフロジンを処方されました。なんかさぁ雑じゃね?と思いつつ、混んでたしまあこれで良くなるならいっか……と思った。だけどさ、全然良くならないわけ!!!!!

本当に泣いた。このあともっと泣くけど、とにかく泣きました。意味わかんなすぎて。今まで生きてきて薬を飲んでも治らない病気になるとかなかったし。「突如謎の試練(※短期乗り越え不可⭐︎)到来!」みたいなノリで、めちゃくちゃ落ち込みました。ウィッグとか調べ出して、フルウィッグユーザーになっちゃったらどうしよう……とか。まあそこまで抜けることはないかとかこのときは思うんだけどさ。使うことになるんだけど。知らない世界すぎて戸惑うことしかできなかった。速攻で受容&対応なんて当たり前にできません。

とにかく急で、訳がわからなくて、怖くて、不安になった。それが7月の中盤から末くらいで起きたこと。精神的に限界になったので会社の上司に相談したところ、心療内科にかかることになった。それで抑うつ状態を診断されて、8月から2ヶ月の休職に入りました。

そもそも6月、仕事でかなり落ち込むことがあったし業務量も多くて深夜も休日も働いて忙しかった。だから心療内科では「過労や睡眠不足からなる抑うつ状態」と診断された。自分としては毎日大量の毛が抜けることによるショックが1番大きなうつの原因だと思ったけど、脱毛症の原因である自己免疫反応(は、なぜ起きるか正確にわかっていないものだけど)に影響を与えるものに、過労とか自律神経の揺らぎとかがあるという。つまりまぁ、私の当時の状態全部ひっくるめて原因は過労だろってことになったのです。

いろいろあって8月から心療内科を別の病院に変え、そこで先生に教えてもらった脱毛症の専門医がいる皮膚科にかかることになります。